智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−

国宝「雪舟作・天橋立図」にも描かれ、天橋立の切戸の文殊として名高い寺院、智恩寺へ行って参りました。




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2007年11月04日(Sun)
智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−
智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−国宝「雪舟作・天橋立図」にも描かれ、天橋立の切戸の文殊として名高い天橋立と切っても切れない寺院、智恩寺へ行って参りました。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−「三人寄れば文殊の智慧」ということわざで知られるように文殊菩薩は智慧のほとけさん。
その文殊菩薩をまつった智恩寺が天橋立の南端にあり。通称、文殊堂で通っていますが、ここは正式には 天橋山 智恩寺というそうです。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−こちらは智恩寺の山門。江戸時代初期の建造物です。再建にあたって後桜町天皇から黄金を下賜されたことから別名「黄金閣」の名があります。階上に「釈迦如来と十六羅漢の像」が安置されているとか。

建造にあたっては当時、棟梁は宮津の名工冨田庄次郎足掛け七年の工事、大工は延べ8780人を要したことが、職人の出勤簿である出面板により知られます。

細部に至るまで本格的な唐様になる山門として丹後地方最大のものです。関東地方に行ったことのある妻によるとここ山門は浅草の雷門みたいと言っていました。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−山門をくぐると広い境内。中には猫がたくさんいました。季節柄丹波産マッッタケを売る店もありましたよ。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−こちらが知恵の仏様、文殊菩薩の祀られた本堂、文殊堂です。本尊の文殊菩薩は山形県「亀岡の文殊」、奈良県「安部の文殊」と並び日本三文殊の一つとして広く親しまれていますが、古来より秘仏とされ年に1・2回ほどしか拝観することができないそうです。

大同3年(808)に平城天皇の勅願寺として創建され、延喜4年(904)に醍醐天皇によって山号と寺号をつけられたそうで、大同三年といえば三年坂の出来た年、御縁を感じます。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−本堂へはみなさん、知恵を授かろうとお参り。ちょうど京都市内でいうところの六角堂や革堂のような雰囲気でした。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−文殊堂外陣にはびっしりと奉納絵馬が掲げられていました。
珍しいところでは算学の絵馬がいくつも掲げられています。江戸時代の日本人も文殊菩薩の知恵にあやかろうとしたためでしょう。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−本堂の天井を見上げ、あー、古いってすばらしいと思いました。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−本堂の左横にある手水鉢、鉄湯船といってもとは鎌倉時代に造られた大きな鉄窯です。 本来は智恩寺ではなくて別のお寺にあったものだそうですが、かつてはこの窯でお 湯をわかし寺僧のお風呂に使われたと伝えられています。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−智恩寺の鐘楼です。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−鐘楼門とその奥、庫裡です。

鐘楼門は暁雲閣と称して、宮津の商家木村正英が愛娘二人を亡くして菩提を弔うために建立したという話です。愛娘二人の法名が「暁山彗察」「洞雲自照」から一字を取っての事が「暁雲閣」の所以とされています。

下層の両側に亀腹が付いた竜宮門形式になり、寄棟造、桟瓦葺の屋根は軽く起(むく)りを帯びています。上層には、再建の経緯を記した銘額「暁雲閣記」が揚げられています。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−文殊堂より多宝塔を遠くにのぞむ。 多宝塔
山門より本堂に向かって左手にあるのが多宝塔です。1500年(明応9年)室町時 代の建立で、重要文化財に指定されています。シンプルな下層に比べて上 層はかなり複雑な構造になっていて、当時の建築様式を色濃く残しています。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−力石。
力石は大130kg・中100kg・小70kgの石。これも触ると力でなく知恵が授かると言われています。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−多宝塔と向かい合うところに立つ三体の石仏は地蔵菩薩で何気ないものも、実は雪舟の「天橋立図」に描かれています。いずれも等身で、左手宝珠を捧げ、右手は今は失われていますが、錫杖を持つ形から地蔵菩薩像と知られます。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−その横、宝篋印塔(ほうきょういんとう)は鎌倉時代の作、和泉式部の歌塚と呼ばれています。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−霊木 文樹です。

智恩寺の霊木「文樹」は、人生を智恵で飾る者に幸せが訪れることを示す樹と云われています。

天も地も 海も山も
  野も川も 人も
  創り主にいかされている
生かされている恩を知るものを
最高の尊者という。

含蓄のある素晴らしいお言葉です。
智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−天橋立のシンボル、知恵の輪灯篭です。

このユニークな形の輪灯籠は、もともと付近を往来する船の安全のために建てられたもので、ありがたい文殊さんの知恵の光として、智恵の輪灯籠の輪を3回くぐれば文殊様の智恵を授かるという言い伝えがあります。
3回くぐると頭が良くなるとかで、皆さん、ぐるぐる回られていました。 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵− 果たして天橋立、世界遺産に登録されるのでしょうか? 智恩寺−三人寄れば文殊の知恵−丹後半島の根元、宮津に立つと日頃ジャポネスクに浸っているとおぼしき京都人にとってもそこは更なるジャポネスク。

京都広しということを再認識した天橋立への旅でした。

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