愛宕神社千日参り 2

今年も火伏せの神を祀る愛宕山千日参りに行って参りました。




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2007年08月03日(Fri)
愛宕神社千日参り 2
愛宕神社千日参り 2「おのぼりやす」「おくだりやす」のかけ声が響く京の夏夜、愛宕神社千日参りその2です。 愛宕神社千日参り 2 七合目休憩所。
気温の差10度、山頂付近ここまで来るとひんやりと涼しく、市内の景色が最も楽しめるゆえ、腰掛けてここまでの労をねぎらう人も多数いらっしゃいます。 愛宕神社千日参り 2 ここは柚子の里、水尾分岐。愛宕神社へは表参道口のほかに柚子の里、水尾、櫁原(しきみがはら)福王子交差点を越えて、首無地蔵からも登れるルートがあります。 愛宕神社千日参り 2水尾の別れを降りず、そのまま山頂を目指します。 愛宕神社千日参り 2ハナ売場です。ハナ売場は愛宕さんの火伏の神花樒(しんかしきみ)の売場で、神花樒はこの山の神符です。お参りをした人々が、火災を除く護符として樒をお土産にしたという言い伝えが残っています。 愛宕神社千日参り 2更に登っていくといよいよ堂々たる黒門が見えてきます。ここまで来るともう登山も終わりです。 愛宕神社千日参り 2黒門は京口惣門とも呼ばれた白雲寺の京都側の惣門です。ここから寺の境内に入ると昔は中には福寿院、威徳院、長床坊、大善院、教学院、宝蔵院という六つの宿坊が建ち並んでいました。

 もとは愛宕山、江戸時代を通じて神宮寺の白雲寺が実権を握っており、神仏習合の山でありましたが、慶応四年(1868年)の神仏分離令によって白雲寺は破却。この黒門は、境内各所に残る今はなき白雲寺の伽藍の一部です。ちなみに京口に対して丹波口の門もあったそうです。 神社への石垣、常夜灯や灯籠跡がつづくなだらかな参道。 右京消防署防災本部になっている現在の社務所、実はここはあの明智光秀が本能寺の変、直前に連歌の会を催した愛宕百韻の威徳院のあった場所です。 『ときは今 あめが下しる さつきかな』

有名な光秀の詠んだ句、『ときは今』の『とき』は自分の血流の元である土岐氏をさしていると云われています。

明智光秀は本能寺の変、数日前の天正10年(1582年)5月下旬、愛宕山に参詣し愛宕五坊の一つである西坊威徳院で連歌を興行します。発句を光秀が詠み、脇句を威徳院の行祐法印、第三句を連歌師の里村紹巴がつけた。全九名で100韻を詠み(愛宕百韻)、書き留めた懐紙を神前に捧げました。

詳しくは司馬遼太郎の国盗物語をご覧下さい。
急に階段がきつくなり、趣のある巨大な燈籠を皮切りに提灯や常灯が並ぶ空間が続きます。 右脇に愛宕神社とついに見えました。横にある末社に目もくれず更に登っていきます。 31日午後9時、愛宕山千日参りが一つのクライマックスを迎える頃です。 夕御饌祭(ゆうみけさい)といって山伏によるゴマ焚き神事あり、そのあとに弓取り式が待っています。その弓を拾うと幸せになるとかで9時頃になると参道階段は人でごった返します。私の友人も何年か前、この弓を取りました。 楽吉などの千家十職をはじめ提灯に記された蒼々たる面々。 そのあともひたすら急な階段をのぼります。 京都市最高峰の霊山、愛宕大神に到着。 愛宕神社社殿では御札を買う人、荷を解く人、山頂への到着を喜び携帯電話をかける人でごった返します。 とりあえず、本殿へお参り。京都府内はもとより全国から老若男女参拝者が集まってきています。 実は千日詣が最も盛り上がるのは翌8月1日午前2時のことです。

本殿にて朝御饌祭(あさみけさい)といって人長の舞奉奏、鎮火神事あり、このころ数万人の参拝者で境内参道は埋め尽くされます。私は翌日仕事があるので見たことがありません。 そのあと、右手で御神酒を頂きます。
本殿には欄間や鐘灯籠などにイノシシが描かれており、愛宕神社のお使いはイノシシだということです。さすれば大豊神社の狛鳶はあれはなんだったのかと更に疑問に感じました。 最後に明智光秀に習っておみくじを引くのを恒例としています。明智光秀は二度、三度とこのくじで吉兆を占い信長を討つべきか迷ったそうですが、私は一度しか引きません。 愛宕神社千日参り 2今年のこの花咲みくじ開いてみるとみごと大吉でした。 続々と上がってくる参詣客とすれ違いながら、山を駆け下りるように下山1時間。(遅く登ってくる人は御来光を拝むのだとか)
表参道口一の鳥居あたりではすっかり暗くなっていました。 行灯がともされた清滝川の渡猿橋。川のせせらぎ、カエルの鳴き声がつんざきます。 愛宕神社千日参り 2帰宅後、窯と台所に有名な愛宕さんの『火迺要慎』(ひのようじん)の御札を貼って一年の無事を祈りました。

火事などおこしませんことを


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