京都御苑散策その1

広大な京都御苑の史跡を訪ねてみました。




2006年10月08日(Sun)
京都御苑散策その1
京都御所の御門広大な京都御苑の中には球技場や池、公園、図書館、石碑(いしぶみ)が点在しており、前から気になっていたのでそれらをひとつずつ調べてみました。 御所の桜松 まず初めに紹介するのは有名な桜松です。御所は桜の名所として様々な名木がありますが、松の宿り木に桜が咲く桜松はその筆頭に挙がります。

1996年(平成8)4月17日に松が倒れてしまい、現在は松は朽ちていますが桜は毎年咲いています。松はクロマツで約100年、桜はヤマザクラで40年の樹齢と推定されるそうです。 栴檀のコブ病センダン(栴檀)のコブ病です。 栴檀の木にできたコブが直径70センチ。これ程大きいものは滅多と見られないそうです。 清水谷家の椋 清水谷家の椋です。元治元年(1864)8月19日の禁門の変で、最も激戦の舞台となった所です。

この大きな椋の木は、当時ここに清水谷という公家屋敷があったことから、「清水谷家の椋」と名付けられたそうです。長州藩士・来嶋又兵衛がこの木の付近で戦死したのは有名です。 猿ヶ辻(さるがつじ)今回紹介する中でももっとも有名な御苑の史跡 猿ヶ辻です。北東の方向は悪い鬼が入ってくると信じられ、鬼門とされています。

屋根に置かれた小さな猿の像は、難が去る(猿)とかけて、鬼門を守る魔除けとして京都では町屋でもよく見かけます。

この猿ヶ辻の猿は比叡山延暦寺の地主神、日吉大社の使いとされています。 京都御苑猿ヶ辻 長方形の京都御所の4角のここだけ築地塀が内側にへこんでいます。北東角である鬼門の角を無くし鬼封じを重ねてあるのです。 京都御苑猿ヶ辻 ありました。これが猿ヶ辻の猿です。金網に縛ってあるのは夜毎築地塀から抜け出しては 悪戯を繰り返していたため、閉じ込めることにしたという話が伝わっています。

またここでは文久3年(1863)5日20日に尊皇攘夷派の急先鋒だった公卿、姉小路公知が暗殺された「猿ヶ辻の変」の場所としても有名です。 学習院跡 学習院跡です。

明治の初めまでは、このあたりも公家の屋敷がたくさん立並んでいましたが、孝明天皇は弘化4年(1847年)空地の一部に学習院を建て40歳以下の公家をはじめ、御所に勤めている役人たちとその子弟に学問を教えました。

ここは「学習院」と呼ばれ、国学や歴史が教えられ、現在、東京にある学習院は、明治天皇が、京都以来の由緒を重んじて名付けられたものです。 凝華洞跡凝華洞跡です。

凝華洞は建礼門のそばにあった屋敷で、京都守護職・松平容保が宿舎に使っていました。松平容保は孝明天皇の信任が厚く、京都守護職在任中は御所に度々参内し、京都守護職屋敷に帰る間もなく、この凝華洞を宿舎にしていたそうです。

凝華洞は、別名「御花畑」と呼ばれています。松平容保は禁門の変での戦いの最高責任者であり、病の床から出陣し、ここで指揮を執りました。ここの銀杏の木は有名です。 皇女和宮生誕の地皇女和宮生誕の地です。

和宮は父が仁孝天皇、母は橋本経子。孝明天皇の妹として弘化三年(1846)にこの地でお生まれになりました。ここは和宮の実家である大納言橋本実久の屋敷跡です。 有栖川宮邸跡 和宮の婚約者で、戊辰戦争の東征大総督として有名な有栖川熾仁親王の邸宅跡です。 祐井 京都御所の名水の1つ祐井の井戸跡です。

祐井(さちのい)は、県井、染殿井とともに御所三名水のひとつとされています。ここは明治天皇の生母一位局の実家中山家の旧地で、1853年、夏の日照りに井戸を掘ったところ清水が涌き出ました。

前年に生れ中山第で養育されていた明治天皇の幼名である「祐宮(さちのみや)」から孝明天皇が井戸を「祐井」と命名されました。 明治天皇生誕の地です。ここ中山邸跡は明治天皇のお生まれになった地としても知られています。


1エントリーでは紹介できないので京都御苑散策その2へ続きます。

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