文化財建造物保存技術研修センター

檜皮葺き、茅葺き、柿葺きなどを後世に伝える為の施設、京都市文化財建造物保存技術研修センターへ行ってみました。

2006年11月14日(Tue)
文化財建造物保存技術研修センター
京都市文化財建造物保存技術研修センター 京都は三年坂にほど近い京都市文化財建造物保存技術研修センターへ行ってみました。

こちらは檜皮葺き、茅葺き、柿葺きの三つの日本を代表する建造物や保存技術にかかわる道具類、その工程なども広く知ってもらうための施設として平成15年に建てられました。  京都市文化財建造物保存技術研修センターこちらはどなたでも見学できますが予約が必要です。あまり地元民にも認知されておらず、訪れた日は私一人しかいませんでした。 以前は保育所でしてその時のプールが後ろ側にまだ残っています。 京都市文化財建造物保存技術研修センター こちらでは親切な係の案内のもと、檜皮葺(ひわだぶき)、柿葺(こけらぶき)、茅葺(かやぶき)の工程を詳しく教えて頂けます。

これら三種の屋根は温暖多湿な日本の気候風土によく調和しているということと、天然材料のため寿命が短くとも、自然の美しさを喜び、自然を尊ぶ日本人の民族性に深く根付いて現代にまで受け継がれてきたんだそうです。 京都市文化財建造物保存技術研修センター このセンターが最も力を入れているのが檜皮葺(ひわだぶき)です。檜皮葺は桧(ひのき)の皮を剥いでその薄皮を何枚も積み上げて葺く日本独自の屋根です。 京都市文化財建造物保存技術研修センター これが檜皮葺のミニチュアです。屋根のこのきれいな曲線は檜皮葺ならではのもので、清水寺、善光寺本堂、室生寺五重塔、出雲大社本殿、金峯山寺本堂、吉備津神社、厳島神社、住吉神社なども檜皮葺が使われています。 京都市文化財建造物保存技術研修センター 近づいてみると何層にも薄く積み重ねられているのが解ります。一枚一枚の間隔を12ミリずつずらしながら葺いてあります。 また接着には独特の竹釘を使いこちらも専門業者がいるとのこと。ひとつの檜皮葺を完成させるのに多くの人の労力、根気と手間が必要です。

ベテラン職人でも、1日かかって一坪ほどしか完成しないんだそうです。
京都市文化財建造物保存技術研修センター 檜皮葺に使う桧(ひのき)の皮は樹齢100年を超える大木の立ち木から取るんだそうです。 京都市文化財建造物保存技術研修センター 写真には檜皮葺に使う桧の皮を剥ぐ原皮師(もとかわし)と呼ばれる職人さんや葺職人と呼ばれる方が載っています。 京都市文化財建造物保存技術研修センター 左側が檜皮葺に使う檜皮をまとめたもの。右側は柿葺(こけらぶき)に使うサワラの木です。 京都市文化財建造物保存技術研修センター ちょうどビデオで原皮師が桧に登って檜皮を取る様子が紹介されていました。檜皮を剥いでも木の幹さえ傷つけなければ、10年で元の姿に戻るんだそうです。 京都市文化財建造物保存技術研修センター続いて見たのは柿葺(こけらぶき)です。柿と書いて「こけら」と呼ぶ柿葺(こけらぶき)はサワラなどの木の幹を薄く切って使う日本独自の屋根葺です。ちなみにこけら落としの名前の由来は柿(こけら)から来ています。
京都市文化財建造物保存技術研修センター 耐久性に勝る檜皮葺に対し、開放的な軽快さを持っており、修理も簡便なことから書院、客殿、茶室など人の出入りのある建物に多く用いられてきました。 京都市文化財建造物保存技術研修センター最後に見たのが茅葺です。茶室や合掌造りなどがこれに相当します。茅葺の茅(かや)とはススキを乾燥させたものです。海や沼などのヨシも使われますが、ススキは中まで身が詰まっているのに対し、ヨシは空洞なんだそうです。 京都市文化財建造物保存技術研修センター こういった道具を使って茅を野地に載せて叩いていきます。

P.S.
センター長へ
お忙しいところ、親切に教えて下さりありがとうございました。これからはもっと感性を研ぎ澄まして建造物を見るようにしたいと思います。


ほんまもんの清水焼を売る店









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白川郷・五箇山の合掌造り集落(日本の世界遺産) Posted by ネットで巡る世界遺産 さん at 2007/02/28 00:30
世界遺産を紹介しています。よかったら見に来てください

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